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年末のご挨拶

 本年もご愛顧を賜り、誠に有難うございました。 

 皆様方には、本年も白寿園の事業運営に格別のご支援とご協力を賜りましたこと深く感謝申し上げます。

 

 当園におきましては、本年(今年度)は各事業所ごとに明確な目標を定め、それを達成するための取り組みを行ってまいりました。

 

 特別養護老人ホームでは、人権の尊重・サービスの質の向上を担保するべく、「科学的根拠に基づいた自立支援介護の実践とエビデンスの構築」に取り組みました。施設を従来の「24時間預かり型」から「生活支援型」へと大きく転換していくべく現場の意識を変え、併せて職員は介護の専門職としての社会的認識の確立を目指しています。取り組みを始めて9ヵ月が経過しておりますが、“車椅子利用者が歩行器を使い歩行ができるようになった。座位が保持でき椅子に腰かけて食事が摂れる方が大幅に増えた。おむつ利用者がポータブルトイレで排泄ができるようになった。”等々、効果のほどが少しずつ出てきております。次年度も継続して取り組み、成果のほどを地域にも還元していきたいと考えています。

 

 ショートステイ事業では、以前からレスパイト機能は十分に持ち合わせていましたが、緊急時対応の役割が果たせていないという課題のもと、昨年11月より緊急確保枠ベッド1床を新たに設け、再スタートを切りました。毎月、緊急ショートの実績が上がっています。当園が“少しでも在宅を支える役割を果たしている”ことを広く地域にアピールすることができたと思います。

 

 通所介護、訪問介護の各事業は、昨年の制度改正によりサービス提供時間の見直しを余儀なくされました。通所介護事業では、本室と分室(サテライトデイ)を一本化し、且つ利用率の大幅アップを、また訪問介護事業においても、訪問件数の増をそれぞれ目指し対応してまいりました。しかし、次回制度改正での『予防給付サービスが地域支援事業へ移行する』ことが各事業の新たな課題として残りました。

 

 新たな年も同様に職員一同、更なるサービスの質の向上に努め、ご入所者・ご利用者・ご家族、そして地域の皆様から愛され、信頼される施設経営に励んでまいりたいと存じますので、皆様におかれましては変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 

 来る2014年が幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。

 

白寿園 園長 盆子原 峰雄